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上越教育大学教職大学院准教授片桐史裕です。
2016年3月まで27年間新潟県の高校国語教師を勤めていました。
映画のことや,教職のことについて書いています。
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2011-02-07寓意を読み取る

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国語の文学作品学習における目標の1つは、「書かれていないことを読み取る」だろう。2年〜3年と2年間受け持ったクラスの集大成として、昔話を読み、あらすじを書き、寓意を読み取るという課題を何回かおこなった。

昔話はそれほど難しくなく、「教訓」めいたことが結構わかりやすく書いてある。それを読み取らせることで、「書かれていないこと」というものを意識させようという意図だ。

「桃太郎」なんかは、とってもわかりやすいのだが、「力太郎(こんび太郎)」となると、単なる勧善懲悪のストーリーではなくなって、なぜ、じいさんばあさんの「あか」から生まれた力太郎が活躍するのかということに寓意が含まれてくる。

非常に有名な昔話「こぶとりじいさん」の寓意はなかなか難しい。子ども向けの昔話ではよいじいさんのこぶは取られ、悪いじいさんのこぶが増えるという結果だが、本来はどちらも良くも悪くもないじいさんらしい。こうなると、こぶが取られる決め手がわからなくなってくる。

こう考えると日本の昔話の奥深さを再認識してしまう。よく考えられた話が多い。

3年生の最後の授業では、「かさじぞう」=「クリスマス伝説」説を話しました。


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最近、『学び合い』グループブログにおいて対応に困るコメント投稿が多発しております。

そのため本意では無いのですが、当面の間コメント欄をグループ設定にしたり、ブログ自体をグループ設定したりして対処しております。

なお、コメント欄がグループ設定になっているブログでも、ブログトップにメールアドレスが記載されているブログであればご意見などそちらの方で承っております。

ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承ください。

tomkicktomkick2011/02/13 23:12来週から「かさこじぞう」(いわさききょうこ)のほうをやるんですが,クリスマス説ははじめて聞きました。どんな話か教えていただけませんか?

F-KatagiriF-Katagiri2011/02/14 19:07tomikicさん、
たいしたことはないのですが、2つの話の共通点は、
・年末
・雪の中
・いいことをしたら人知を越えた存在から贈り物をもらえる
ということです。
これは、北半球で、雪の深い年末に、年を越せるかどうかの貧しい人たちへ、人知を越えた存在から贈り物をもらい、ようやく生き延びるというお話なのです。

クリスマス伝説は、キリスト教の生まれるずっと前からあると聞いたことがあります。どこの国でも冬を越すということは大変なことで、困っている時に贈り物(食べ物)があったら、という願いから生まれているのではないでしょうか?

かさ地蔵のいいところは、さらに「自分が欲しいものがあったら、先に自分から差し出せ」という寓意が含まれているところです。

tomkicktomkick2011/02/14 20:00かさ地蔵のいいところは、さらに「自分が欲しいものがあったら、先に自分から差し出せ」という寓意が含まれているところです。

なるほど~。贈与の考え方ですね。欲しいものは,自分が与えることによってしかはじまらないのですね。かさこじぞうの授業が楽しみになってきました。