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上越教育大学教職大学院准教授片桐史裕です。
2016年3月まで27年間新潟県の高校国語教師を務めていました。
映画のことや,教職のことについて書いています。
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教室『学び合い』フォーラム
第15回(2019年)《海》,《山》は
2019/8/3〜4に福岡県,2019/11/2〜4に長野県でおこないます。
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2010-12-16『学び合い』はやめられるか?

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以前に、「『学び合い』はお酒である」ということを書いたが、自分にとってはやめようとしてもやめられないのが『学び合い』なのである。

先日のフォーラム打ち合わせで、「『学び合い』はどうしてやめられないのか?」ということを1人5分で話すコーナーを作ろうという提案をした。そうしたらid:Mizuochiさんが、「やめる、やめないで判断しているのは、『学び合い』を方法として考えているからであって、『学び合い』はやめられないものだ。」とおっしゃった。全くその通りである。

つまり、『学び合い』をやめるということは、「転向」するということであり、考え方、主義主張、思想を変えるということだ。

学び合い』は子どもたちは教師と同じくらい有能であり無能であるというような立場から出発している。「有能」であるから、教師の予想を超えるような学びをするし、「無能」であるから、いつも目標を語らなければならない。

しかし、この考え方をやめるということは、「子どもたちは無能であり、教師がいつも引っ張っていかなければならない。」という従来の考え方に立ち戻ることである。しかし、「子どもたちは有能である」ということを知っちゃったんだから、それを「知らなかったこと」なんかにはできるはずがない。「子どもたちってすげー。」と気づくことは、「忘れる」ことなんてできないほどの衝撃である。その衝撃がなかったことになることはあり得ない。

無かったことにできるということは、実はその衝撃に出会えていなかったということになる。出会えていないということは、『学び合い』を元々していなかったということになる。

私のところにもたまに『学び合い』に関して質問が来る。あれこれやりとりすると、「やっぱり子どもを信じ切れていないんです。」という結果になってしまう。信じ切れていないから、細かいところまで手出ししてしまう。子どもたちを信じ切れていないということは、何をやったとしても『学び合い』にはならないよなぁと思う。

逆に信じ切っている人は、何をやったとしても我々の言う『学び合い』なのである*1。信じ切っている人の指導だったら、必ずその指導に形として表れるはずだから。

結果、『学び合い』をやり出したらやめられないという結論に至る。ちょっと強引すぎるか?

*1:その人は『学び合い』なんて言葉を知らなくても、我々が意味するところの『学び合い』ということである。その人は別の言葉で言い表しているかもしれないし、ネーミングなんてしていないかもしれない。

jun24kawajun24kawa2010/12/16 16:27その次元で、シンプルに議論できる人がもっと増えて欲しいと願います。

tomkicktomkick2010/12/16 18:23激しく同意。
『学び合い』の考え方と反対の考え方というのは,

「子どもたちは無能であり、教師がいつも引っ張っていかなければならない。」という従来の考え方

ですよね。方法はその場に応じて変われども,この考え方を支持することはもう無理です。

ima-kiyima-kiy2010/12/16 19:37僕は4月から「潜伏期間」に入ることになります。でも『学び合い』はやめようがありません。『学び合い』を知り、自分の生き方に名前が与えられたような気がしています。だから、『学び合い』をやめるというのは生きるのをやめるのと同じことなのです(大げさかな? 大げさだな)。

sakusaku0428sakusaku04282010/12/17 05:03おはようございます。片桐先生が関わられた本(授業規律で学ぶ力を)を購入いたしまして先日読み終わりました。同僚の先生にもお貸ししてみようと思っています。

F-KatagiriF-Katagiri2010/12/18 12:08西川先生、tomkickさん、コメントありがとうございます。このレベルの議論だと、異論を挟む人はそういないですよね。

イマキヨさん、潜伏しても『学び合い』は『学び合い』です。イマキヨさんだったら、どう転んでも大丈夫でしょう。

sakusaku0428さん。ご購入ありがとうございます。ずいぶん前に書いた原稿なので、今と方法が変わっている部分もありますが、根本は「目の前の子どもたちを何とかしたい。」という気持ちです。