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Pay it Forward , By gones 片桐史裕 このページをアンテナに追加 RSSフィード

上越教育大学教職大学院准教授片桐史裕です。
2016年3月まで27年間新潟県の高校国語教師を勤めていました。
映画のことや,教職のことについて書いています。
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2010-11-09ICT機器の導入

[]ICT機器の導入 ICT機器の導入 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - ICT機器の導入 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 ICT機器の導入 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

今年度になってから、いろんな自治体や学校でICT機器が導入されている。電子黒板やプロジェクタ、スクリーンにPCが接続可能な大画面モニター。

環境整備がされて、使いたいときにいつでも使えるようになるのはとってもいいことなんだけれど、なぜか、ICT機器に関しては、それを使うことが優先されている。なぜだ?

例えば予算が付いて、図書室に書籍がたくさん入ったとする。しかし、学校でその図書を必ず使って授業を行う、なんていう研究授業はない。

しかし、ICT機器に関しては平気で「そのICT機器を有効活用した授業研究」なんていうことが当たり前に行われる。

よって、そのICT機器を使わなくてもいいのに、無理矢理使った授業を行い、教師があたふたして、効果は変わらないということもあり得る。

わざわざプロジェクタで投影しなくても、黒板に書けばいいんじゃない?なんていう授業。

スライドソフトをわざわざ使って、教師のストーリーを子どもたちに押しつける授業。

結局教師から子どもたちへの一方的な情報の伝達のみにICT機器が使われ、子どもたちからの情報発信に関しては、全く効果がない。というか、スライドソフトを作ると、教師のストーリーが子どもたちに押しつけられ、臨機応変な授業は出来なくなる。よって、子どもたちからの情報発信は遮断される。

あれ?「ICT」の「C」って、「コミュニケーション」の「C」なんじゃないの?誰と誰のコミュニケーションなんだろう?というか、一方的な情報伝達って、コミュニケーションとは言えないんじゃないか?

ICT機器を使うことのメリット、デメリットを見きわめて、使い分けないと、子どもたちにとってマイナスになり、ICT機器販売業者だけがプラスになることになるぞ。


さて、電子教科書に関しても考えていること。

今のガジェットでは、絶対に効果はない。iPadは電子教科書にはなり得ない。重すぎるし、落とせば壊れるし、なにしろ視野角が狭い。1つの教科書を数人で眺めることが出来ない。紙の最大のメリットは、1つの情報を複数人で眺めることが出来ることだと思う。

だから、電子ペーパーが実用化されて、ちょっとやそっと曲げても壊れず、見たい角度に曲がるようになって、ようやく教科書として使える。しかも、指や鉛筆のように先のとんがったものでどこにでも書き込めるようになり、それが保存される。まだまだ先のことだ。

MugenMugen2010/11/09 20:59そうなんですよね。
ICT導入によって先生方が振り回されている場面もありそうですし・・・。

情報発信や他校生徒との交流など、活かせる要素も多数あると思うので、その方向での活用が増えればいいなと思います。

Y.MochizukiY.Mochizuki2010/11/10 05:38授業をICT機器を活用することでよりわかりやすくかることが目的であって、
ICT機器を使って授業することが目的ではないですね。

http://mochizuki.la.coocan.jp/mochizuki_ict/

Y.MochizukiY.Mochizuki2010/11/10 05:39わかりやすくする、ですね。
失礼しました。

F-KatagiriF-Katagiri2010/11/10 06:24Y.Mochizukiさん、Mugenさん、コメントありがとうございます。目的と手段がごっちゃになっている典型的な例ですよね。