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Pay it Forward , By gones 片桐史裕 このページをアンテナに追加 RSSフィード

上越教育大学教職大学院准教授片桐史裕です。
2016年3月まで27年間新潟県の高校国語教師を勤めていました。
映画のことや,教職のことについて書いています。
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2010-10-27どうして教科担任制では『学び合い』文化形成に時間がかかるのか。

[]どうして教科担任制では『学び合い』文化形成に時間がかかるのか。 どうして教科担任制では『学び合い』文化形成に時間がかかるのか。 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - どうして教科担任制では『学び合い』文化形成に時間がかかるのか。 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 どうして教科担任制では『学び合い』文化形成に時間がかかるのか。 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

中学・高校では教科担任制で、それぞれの教科は別々の先生が受け持っている。小学校で『学び合い』を導入したとき、遅くとも3〜4ヶ月ぐらいで芽が出て、1年間の中盤ぐらいで花開くような感じがする。(ブログの記事を読んでいる感触だけれど。)もちろん、全ての人がそうなるというわけではなく、芽が出ないまま枯れてしまう場合もある。

私の経験だと、高校の場合、どのクラスも1ヶ月くらいで、芽が出るが、花が咲かないまま1年間が終わる場合がある。芽が出るというのは、情報の共有化がおこなわれるということだ。それまで個別学習を強いられていたのが、情報の共有化が許されると、あっという間にそれを受け入れる。花が咲くということは、目標の共有化がおこなわれ、それに邁進することだ。これがなかなか難しいクラスがある。

毎年こういう経験をすると、花が咲かないクラスの雰囲気は、下流志向のクラスだということがわかってくる。声の大きい子どもたちがいて、傍若無人な言動をし、それを他の人は黙認してしまう。無視するというのではなく、影響を受けてしまうのだ。

つまり、自分は目標に向かうが、周りに目標に向かうことを求めない。目標に向かうこと自体しようとしない。目標に向かわないことを公言し、周りはそれを黙認し、あきらめる。そういう子どもが1割ぐらいいると、全く花が咲いてこない。

受け持っている週数時間の授業だけ目標に向かう意義を語ったとしても、下流志向が定着しているクラスはなかなか上を向かない。だから小学校に比べて花が咲く時期が遅くなる。他の先生も『学び合い』のような考え方を持っている場合は、『学び合い』授業時間が週数時間が週十数時間となり、花が咲く時期がもっと早くなるとは思う。ここが『学び合い』を個人でやる限界なのかもしれない。

学び合い』の授業でなくても、たとえば担任の先生が、「みんな」を意識している学級経営をしていれば、ばっちり『学び合い』授業がはまり、私の授業でも花が見事に咲く。要は『学び合い』文化を形成する意識をどれだけの時間浴びせられるかなんだなと思う。

週数時間だけの『学び合い』文化形成時間でも、芽が出るだけましなんだと思う。芽を枯れさせないで細々と続けることによって、子どもたちに生きる上で大切なことを知ってもらえればと思うのだ。

beebee2010/10/28 01:37中学校で教えていますが、今、ちょうどそのような状況に悩んでいるところでした。教えている4クラスのうち2クラスは『学び合い』文化に近づきつつあると思うのですが、あとの2クラスに、ほうっておけば、学校をドロップアウトしてしまいそうな生徒がおり、周りをまきこみ厳しい状況です。頭を悩ます毎日です。
小学校から「できない」「わからない」をずっとひきずっている、そのことが彼らには本当に重くのしかかっているようです。でもそんな生徒にこそ、『学び合い』が必要なのだとも感じています。 なんとかしたい。

F-KatagiriF-Katagiri2010/10/28 06:25beeさん、コメントありがとうございます。
私のような人間的魅力が無い教師はそういう子をなんとかするには『学び合い』をやるしかないんだよな〜と思っています。「みんな」を語ると少しは聞く耳を持ちます。