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Pay it Forward , By gones 片桐史裕 このページをアンテナに追加 RSSフィード

上越教育大学教職大学院准教授片桐史裕です。
2016年3月まで27年間新潟県の高校国語教師を勤めていました。
映画のことや,教職のことについて書いています。
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教室『学び合い』フォーラム
第15回(2019年)《海》,《山》は
2019/8/3〜4に福岡県,
2019/11/2〜4に長野県でおこないます。→長野の会は中止になりました。
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2010-08-06[フォーラム]第6回教室『学び合い』フォーラム2010 2日目

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昨日よりは多少過ごしやすい日だった。といっても33℃超は必至だったが。

初っぱな長尾彰さんがアイスブレイクをしてくれて、体と頭のストレッチ運動になった。その後パネルディスカッションで、「走れメロスの課題設定」を語った。私もパネリストとして参加した。

コナン型と古畑型の課題設定がある。どちらがいいというものではなく、目の前の子どもに応じて使うべきだということを話した。パネルディスカッションの宿命なのか、これからというときには時間が来る。

今回のフォーラムは『学び合い』初心者にはなかなかわかりにくいところがあったようだ。実践発表や子どもの動く姿を見せてほしいという意見があった。フォーラム全体を通じて課題設定がテーマだったからだ。これまでのフォーラムは実践発表が中心で、じゃあ、授業でどういう課題でやるの?という意見があったので、今回のフォーラムになったのだが、このパネルディスカッションの時間を使って、子どもたちの姿を見せる時間も入れた方が良かったかも知れない。

国語の課題設定を聞いても、自分は数学だから分からないという意見もあったが、『学び合い』は唯一、他の教科の実践からでも教科を学べる取り組みだと思っている。『学び合い』の考えが理解できてくると、教科は関係なくなってくるから不思議だ。

今日は模擬体験授業を担当する。中学国語古文「枕草子」「春はあけぼの」が題材だ。私は「清少納言が最も好きな季節をみんなが納得する理由を考えて説明しなさい。」という課題を作ったが、「これを超える課題を作りなさい。」というのがこの講座の目標だ。

グループ分けをしたのだが、「今はまだ単なる『グループ』だけれど、これが「チーム」になるように、話し合って課題を作ってください。と言ってあとは全てお任せをした。

グループを観察していると、初めはどうすればよいのか分からない試行錯誤の状態、そして「こんなのできるのか?」とか、「こんなの分からないよ」という他責の状態になる。しかし、だんだん「自分たちで何とかしなければ」というように変化し「チーム」と変わっていく姿がどこにでも見られた。面白い。

私が担当したチームCは、「清少納言が書きそうな文をみんなが付け加える。」というもの。チームDは、「春夏秋冬を清少納言が好きな順にランキングする。」というものだった。どちらもすばらしい課題だった。

生徒役のチームを観察すると、さっと頭が集まり、互いに何をやっているのか素人情報交換していた。ほとんどが『学び合い』初心者の方々ばっかりだったが、『学び合い』を体験していた。そして面白いのが、課題を考えていた1時間半ぐらいの時間でじっくり「春はあけぼの」を読んでいたはずなのだが、この模擬授業の20分間で、今まで気づかなかったことがどんどん出てきているのだ。課題作りのおもしろさはここにある。文章にある一定の見方を与えられることで、その文章から読み取れなかったことが浮かび上がってくるのだ。国語はこれがあるから面白い。

実は私が担当したチームの中に、私の長男の小学校の先生がいらっしゃった。9月から『学び合い』で授業をしてもらえそうな雰囲気だ。ワクワクしてくる。

この時間いっしょに参加した長男は、理科の授業に参加した。ちょうど4年生の「ものの温まり方」の授業だ。実験器具があって、アルコールランプもある。銅板に色を塗っていたから、「どうして色を塗っているの?」と聞いたら「色が変化して、熱がどうやって伝わるか分かるように。」とはっきり答えていた。うーん、『学び合い』恐ろしい。自分が何のためにやっているか、ぼんやりさんの長男でもちゃんと答えることができる。

今回のフォーラムは参加者から運営まで全てが『学び合い』を体験できたと思う。『学び合い』でありながら、それを伝えるのが一斉授業のような「知識注入」ではいけない。本末転倒だ。情報を伝える、物事を考える最もよい方法が『学び合い』であるという考え方なのに、それを伝える方が知識注入をしているのは矛盾している。

模擬体験授業の参加者は、『学び合い』をしながら情報交換をしながら、課題を考え、模擬授業をおこない、そして子どもの立場になって『学び合い』をおこなう。

運営は、「目標はこれです。さあ、どうぞ。」と時間と機会を確保し、みんなが動き出したら、いろいろなところを観察して、どんな学びをしているのか情報収集をする。

こんな研修会が日本のどこにあるだろうか?「教える側」「教わる側」の垣根が全くないのだ。今回のフォーラムは名実ともに『学び合い』であった。

新潟で開催されるフォーラムは、とりあえず今年でお休みだ。次回は関東で開かれる。その次は?未定だが、毎回ほぼ半年以上の準備時間をかけ、夏のフォーラムに向けて頭を悩ましてきた。しかし、それがぽっと抜けてしまうのは、なんだか寂しい気もするが、もちろん次回の関東開催でも運営として関わる。関東で開催することでこのフォーラムがもっともっと知られることが期待できるのだ。

ちょっと感慨深くなったので、最後に集合写真を撮った。考えてみれば、運営で集合写真を撮ったのは初めてかも知れない。上越から来ていただいた、上教大院生の皆さん、ありがとうございました。いろんなことに気づいて、声をかけてくれて、自分たちで動いてくれて、もう、何も言うことはありません。すばらしいチームになっていると実感しました。新潟組は数名でしたので、この数名だけでは運営なんてできませんでした。きっと『学び合い』ができたんじゃないかと思います。研究に活かしてください!いい研究を期待しております。

余談だが、今回は平日開催でよかった。いつもは休みの日に開催して、放心状態で勤務日を迎えた。今回は土・日ともにゆっくりと休めた。さすがに今日は午後8時には眠くなってうつらうつらしてしまった。この開放感はすがすがしいなぁ。

実行委員長の大島さん、実行委員の水落さん、うちあげいつしますか?

ybhdv7ybhdv72010/08/06 10:47いい感じですね!
来年は参加します!!

F-KatagiriF-Katagiri2010/08/06 18:29またお会いしたいです。いや、今度はお会いしに行きます。
来年は新潟開催じゃないかも。再来年はひょっとしたら大阪開催?

abematuabematu2010/08/07 13:33お疲れ様でした。
少し疑問を投げかけてみます。
およそ、『学び合い』で授業を行おうとするのでしたら、コナン型ではなくて、古畑型でないといけないのではないでしょうか。
このあたり、はっきりさせておかないと、『学び合い』推進者の片桐さんがどちらででもよいと話したということになって現場が混乱しませんでしょうか。
それとも、片桐さんは、コナン型で『学び合い』ができると思っていらっしゃるのですか?わたしは無理だと思っているのですが。

bunbun-hbunbun-h2010/08/07 14:46ご盛会おめでとうございました。そして、お疲れ様でした。
来年度は関東での開催とのこと。
日本の辺境の地に暮らす者にとっては、関心を持つ人がより気軽に出向くことができるのは関東での開催だと思います。

F-KatagiriF-Katagiri2010/08/07 19:02あべたかさん、コナン型で『学び合い』は無理だとは思いません。『学び合い』に型はありません。ただ、初期段階では古畑型のほうが取り組みやすいです。コナン型では『学び合い』は無理だとすると、子どもたちだけでコナン型を追求することは不可能ということになり、子どもたちの能力には限界があるということを認めることになりますよ。そんなことはないでしょう。
みんなで1つの答えを追求して行くことも十分できると思います。実際授業でやっていますし。

bunbunさん、来年にご期待ください。きっと度肝を抜かれますよ。

ima-kiyima-kiy2010/08/07 21:47bunbunさん、来年にご期待ください。度肝を抜きますよ。

bunbun-hbunbun-h2010/08/07 21:55おー、ダブルで来ましたね。
来年を待たずとも、すでに私は度肝を抜かれております。(余地能力があるもので、私。「予知」でした。)

abematuabematu2010/08/07 22:19片桐さん。
申し訳ございません。
わたしの頭の堅さが原因ですね。
わたしには、コナン型の『学び合い』がどうしてもイメージつきません。
コナン型という「定義」自体もしかしたら、片桐さんとわたしとでイメージが違うのかもしれませんね。
わたしが考えるコナン型とは、授業のその都度、教師が「後出しじゃんけん」のように、課題を達成するための材料その他を出していく(つまり、謎を解くための材料をチョコチョコ出していく)というものです。
これでは、子どもたちは、教師が新たに出す材料やネタを待たねばならず、自分たちで『学び合い』をしていくことができなくなると思うのです。

ここまで書いてきて、勝手に予想するのは、
わたしが考える、というか、理想とする『学び合い』と片桐さんが想う『学び合い』が異なるということか、
最初に書きましたとおり、コナン型の「定義」が異なるかだと思いました。
いかがでしょうか。

この、
「子どもたちだけでコナン型を追求すること」
の意味がよくわからないでいます。
そんなこと無理やン!って思うのですけど。
やっぱり、コナン型のとりかたが違うように思うのですけどね・・・。

twoyoshitwoyoshi2010/08/07 22:59ありがとうございました。高校部会について今後ともよろしくお願いします。

F-KatagiriF-Katagiri2010/08/08 05:39あべたかさん、コメントありがとうございます。「コナン型」の定義が2人で違っているようです。私は、「コナン型」というと、子どもたちがコナンになるものだと思っていました。「古畑型」も子どもたちが古畑になっているから。

でも、きっとあべたかさんの方が昔から使っている言葉ですので、「コナン型」というのは、教師がコナンになり、子どもたちは謎解きを周りで聞いている人という定義で使われていた言葉なんですね。ひょっとしたら「古畑型」もそんな感じですか?

そうだったらこれから『学び合い』において「コナン型」「古畑型」は使えず、別の言葉にしないとなぁ。「コロンボ型」と「アガサ・クリスティ型」……って、子どもたちに分からないだろうなぁ。

F-KatagiriF-Katagiri2010/08/08 05:40twoyoshiさん、お疲れ様でした。次回フォーラムに高校分科会のブース作りましょう!

abematuabematu2010/08/08 06:44片桐さん。
定義の違いだと言うことがはっきりして嬉しかったです。
この「コナン型」「古畑型」を言い出したのは、わたしの記憶では池田修さんだと思っています。
池田さんが、何かの拍子にいつものぶっとんだ発想力で目の前でそう言ったのを覚えています。
ただし、わかりやすいと思う例えも、人それぞれによってとらえ方が異なるとすれば、やはり、別な言い方で説明するか、使う前に定義を説明してから使うような形にしないといけませんね。
ありがとうございました。
わたしの変なこだわりにつきあってくださってありがとうございました。

F-KatagiriF-Katagiri2010/08/08 09:53あべたかさん。
了解しました。なるほど、「古畑」「コナン」は教師がなるものという前提で使われていたのですね。子どもたちは視聴者、または犯人は誰かをしらない登場人物という設定だったんですね。

『学び合い』では、子どもたちが「古畑」、または「コナン」になるということを付け加えたいです。

o4dao4da2010/08/08 11:55あねべたかさん、かたぎりさん、わくわくいながら読ませていだきました。ありがとうございました。

abematuabematu2010/08/08 20:48
片桐さん。

>『学び合い』では、子どもたちが「古畑」、または「コナン」になるということを付け加えたいです。

うーん、こだわりが強すぎてすみません。
わたしの「定義」では「視聴者=子ども」という視点で「古畑」「コナン」の番組を見ると考えればいいのかと思っています。

以下、現時点での自分の考えを書いてみました。参考にしてもらえましたら幸いです。
http://manabiai.g.hatena.ne.jp/abematu/20100808/1281267866