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Pay it Forward , By gones 片桐史裕 このページをアンテナに追加 RSSフィード

上越教育大学教職大学院准教授片桐史裕です。
2016年3月まで27年間新潟県の高校国語教師を勤めていました。
映画のことや,教職のことについて書いています。
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教室『学び合い』フォーラム
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2010-06-17古畑型とコナン型 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

なんだか、学習が硬直してきたので、課題達成の方法として次のように語った。

今回もクラス課題が達成できなかった。この原因は今まで何度も言っているように、間違った方向に情報の共有化がなされていることだ。間違いの再生産がされている。その情報が正しいかどうかも考えられずに単にコピーする。そうすればどんどん間違いが増えていくのは当然だ。

中には完璧な作品が作られているが、その情報が行き渡らないのも問題だ。結局のところ、課題は「出せばいい」と考えているからじゃないか?課題は「出せばいい」のではなく、一定レベル以上に仕上げることが大事なんだ。

この中には2年半後には就職して仕事をする人がたくさんいるだろう。そこでお客さんから頼まれた商品、発注元から製造を頼まれた製品を、ただ収めればいいわけはない。ある一定レベル以上のものをきちんと渡さなければならない。そこでレベルの低いもの、未完成のものを渡したら、信用失墜だ。

「出せばいい」という課題は、中学までにして、高校では、ある一定レベル以上のものを何とかして作り出す術を持たなければならない。2年半以内に。

勉強や、課題達成方法には大きく分けて2種類ある。1つは課題が出たら自分の頭で考えて、資料を調べて最終的に正解にたどり着く方法だ。これを「コナン型」と言う。コナンは事件が起こったら、いろいろ調べて、自分で考えて、最終的に関係者を集めて、探偵毛利小五郎の口を借りて「正解=犯人」を明かす。まぁ、ほとんどのミステリーがこの形だ。

もう1つは「古畑型」と言う。古畑任三郎は、事件が起こった後、犯人に会ったらすぐに「こいつが犯人だ。」とわかる。その後その犯人に足繁く通い、情報を集めてその犯人を追い詰めて、犯人に「自分が犯人です。」と言わせる。つまり、「正解=犯人」が最初にわかり、その理由を後から考えていくものだ。

もし、コナン型で行き詰まって、埒が明かない場合は、答えを知っている人に聞き、そして「どうしてかな?」と考えることにより、学習となる。うんうんうなって、結局答えもわからないままだったら、単に時間が経過したことになる。そうだったら「古畑型」になって、その理由を理解しなさい。そうすることにより、次の課題をクリアーするヒントになるはずだ。

しかし、単に答えだけをコピーするだけだったら、古畑任三郎の真似ばかりをする今泉慎太郎になって、何も生み出さないことになるよ。今泉君にはなるな。

それじゃあ、1つの方法でわからなければ、別の方法を採れるようになろう。コナン型でうんうんうなって、そのまま寝てしまって毛利小五郎のように眠ってしまう奴がいるが、そうなったら立って考えてもらいますよ。毛利探偵にはなるなよ。

ima-kiyima-kiy2010/06/18 18:15ライティング・ワークショップで「コナン型の構成かコロンボ型の構成か、先に決めてから書くといいよ」というミニレッスンをしました。この二項対立で説明できることってとても多いですね。