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Pay it Forward , By gones 片桐史裕 このページをアンテナに追加 RSSフィード

上越教育大学教職大学院准教授片桐史裕です。
2016年3月まで27年間新潟県の高校国語教師を勤めていました。
映画のことや,教職のことについて書いています。
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教室『学び合い』フォーラム
第15回(2019年)《海》,《山》は
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2010-02-13NIEネットワーク部会

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毎年年度も押し迫るとネットワーク部会が新潟日報本社で開かれる。昨年は国語部会でたくさんの参加があったが、今年はちょっと寂しいなぁ。高校国語はちょっと衰退しているのかな?

そこで講演を聴いたり、国語分科会に参加しながら、Twitterにポストしたことを補足しながらふり返る。

 07:12 今日はNIEネットワーク部会。新潟日報本社に行きます。アルビユニのパンツって売っていないんだよね。

 13:11 新聞報道は「インテリジェンス」か? #nie

講演より:「情報」には「インフォメーション」と「インテリジェンス」があるとのこと。新聞は「インテリジェンス」なんだろうけれど、「インテリジェンス」が常に正確だということはない。単なる「インフォメーション」のほうが正確だったりする。


 13:17 社説はどうして当たり障りがない事ばかり書いてあるのか? #nie

講演より:新聞の人は社説こそ命だと思ってらっしゃって、そしてそれこそがその新聞の「顔」のようにおっしゃるけれど、一番読まれないのが社説である。どうして社説が読まれないのかというと、読まなくても書いてある内容がわかるからだ。「おや?」という突飛なことは社説には書かれない。日本のジャーナリズムは当たり障りのないことや、上から下される情報しか報道しないからだ。


 13:25 「記事にはそぎ落とされた前後がある」新聞側からそう言われてもな。その前提で新聞側は記事を書かないと。 #nie

新聞記事について勉強しないとそういうことがわからないのかもしれないけれど、ほとんどの読者は新聞について勉強しない人ばかりだ。「言い訳」のようなことを新聞側から言うのは反則じゃないかなぁ?


 13:32 新聞は金がかかっている分、批判の対象になり、公正な情報を流そうとしている。 #nie

これが新聞の存在意義だと思う。ネット情報や週刊誌との違いはここにある。我々はそこに期待して金を払っている。


 13:37 これからの新聞の方向は、地方密着じゃないか?全国ニュースはネットで十分 #nie

各紙面、1面にはほとんど同じことが書かれてある。1面の記事はネットやテレビのニュースで十分である。私が新聞を1面から読まず、最終面から読む理由はここにある。もうすでに知っていることをわざわざ始めに読もうとはしない。


 13:45 言語能力が低い人向けに紙面を作るのか? #nie

言語能力の低下はひどいものである。「活字離れ」というのではなく、文字を読もうとさえしないのだ。そういう人にわかる新聞記事を作ろうとするのか、その人には読んでもらわなくてもよい新聞記事を作るのか、これから新聞記事はどちらの方向に進むのか。


 13:50 新聞記事は、論理展開がまちまちでわかりにくいところがあるのが、若者の新聞離れを作っているのでは? #nie

下手な文章もある。わかりにくい文章もある。新聞一面のコラムは、難解な文章がおおい。論理展開が不明瞭なものもある。国語の授業ではそれを読ませることが多いようだが、お手本にならない文章を読ませても、力はつかない。それを知らない国語教師も多い。


 14:05 新聞の方がいいという実証がなされていない。 #nie

NIEは「まず新聞ありき」という感じがする。どうして新聞がいいのかという実証研究はなされていないのではないか?きっと感覚で「いいものだ」とされているのだろう。しかしNIE学会があるのだから、ここの部分を実証してほしい。


 14:25 新聞には指示語は使わない。 #nie

国語教科書の読み取りで指示語や接続語の勉強をするが、新聞記事では指示語はなるべく使わないようにしているということだ。指示語があるということは、読者をそこまでたどらせなければならないわけで、わかりにくいものになる。

逆に、指示語がたくさんある文章は、悪文ということで、国語の教科書に掲載されているような文章は悪文ということだ。それをたくさん読ませたって、いい文章を書けるようにはならない。

と、NIEについて批判的なことを書いているようだが私はNIEは必要だとも思っている。しかし、無条件に「新聞至上主義」を持ってNIEを進めようとは思わない。新聞でできること、できないこと、新聞にできること、できないことをしっかり把握していかないと教育活動としては失敗する。

国語のNIEでは、新聞記事を読んで、それを読み取ったり、要約したり、感想を書かせるという方法が昔は一般的なもの(というか、それだけ)だったが、そういうことをしてばっかりいると子どもたちは新聞を読まなくなる。だってそんな活動はつまらないから。

最近では新聞まるごとから新聞作成の構成や、意図を読み取る授業、つまり、メディアリテラシーの意識を持った活動が現れてきたり、新聞の文章構成を学ぶという国語表現の観点からの活動が現れてきて、国語NIEも多様性が生まれてきた。

id:nokogirisouさんの活動、「新聞記事スピーチ」も面白い。これをすることで新聞をまるごと読むようになるし、表現活動の練習にもなる。昔テレビであった「ウイークエンダー」を思い出してしまった。この活動、やってみたいなぁ。

nokogirisounokogirisou2010/02/15 21:39ウィークエンター風にスピーチしてもらいたいですね。けっこう生徒はまじめちゃんなんです。かならず「笑い」をとることという条件つけてスピーチをやらせようかな。

nokogirisounokogirisou2010/02/15 21:42なんでNIEの会に人が集まらないのか、事務局も考えた方がいいと思います。「おもしろそう」と思わせるような広告や、講演や、企画をもりこまなくては!やっぱり「はじめに新聞ありき」という姿勢には疑問を感じてしまいますね。

F-KatagiriF-Katagiri2010/02/16 16:28「笑いをとる」というのはかなりハードルが高いですねぇ。スピーチに慣れてきたらできるかな?とにかくみんなが興味をひくような記事を選ぶことが先決ですね。

教科によって、新聞に対する姿勢が違うような気がします。国語はメディアリテラシーの観点からちょっと批判的に構える傾向があるのかな?

新聞に関わっている人を呼んで話をしてもらうのも面白いですね。もしNIEを受けることになったらいろいろやってみたいです。