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Pay it Forward , By gones 片桐史裕 このページをアンテナに追加 RSSフィード

上越教育大学教職大学院准教授片桐史裕です。
2016年3月まで27年間新潟県の高校国語教師を勤めていました。
映画のことや,教職のことについて書いています。
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教室『学び合い』フォーラム
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2009-11-25音読音読音読

[][]音読音読音読 音読音読音読 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 音読音読音読 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 音読音読音読 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

2学期後半の授業は音読の日々だった。2学期前半は論文の構造をやっていて、ノートに向かわせてばかりいたので、その反動になった感がある。

高校「国語」の授業で音読ほどなおざりにされている言語活動は無いのではないか?と思う。小学3年生の長男は毎夜のように音読の宿題をやっている。しかし、高校で1日のうち1度以上何かしら音読する生徒は1%にも満たないのではないか?と思う。英語の授業を除いて。

音読はとっても重要だと思うのだが、「ペーパーテストの点が上がらない」という理由なのか、音読の活動自体を高校国語教師が知らないからか、ほとんどなされない。あったとしても、新たな単元の導入時に教科書を読ませるくらいだろう。読ませるといってもクラスで1名が指名されて、立って読むくらいだ。その音読は何のためにするのかというと、内容理解のためにするのであって、つまり「読むこと」のための音読だ。

学習指導要領では、音読はどこに位置しているのかというと、「読むこと」の言語活動例の中にある。学習指導要領で「読むこと」となると、「文章理解」に重点が置かれる。理解しているかしていないかを判断するために音読させるという感じが大きい。

手だけを動かす「作文」とは違って、体全体に意識を向けて表現する「音読」にもっと注目してほしい。声を出す、特に「公(おおやけ)に向けた発声」というのは我々教員にとっては当たり前にできることなのだが、子どもたちは想像を絶するほど苦手なのだ。

文字を見て、それを声に出すということはかなりの頭の働きを要する。文字を音声に変換するし、声に出すときもただ口にだけ意識を向けていればいいというものではない。息の仕方、姿勢まで気を遣わなければ、きちんとした声は出せない。

私は群読という手法を使って音読を続けている。初めは声を出すタイミング自体も合わせられなかった(「せーの」という合図さえ出せなかった)グループが、どんどん調和し、見事なタイミングで群読を演じられるようになる姿は、目に見える成果を感じることができる。

ただ、やっぱりペーパーテストに点数として形に残すことができないから、「成績はどうする?」ということがつきまとうのだが、私は結局コンテスト形式にして、評価を点数に繰り入れることにした。