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Pay it Forward , By gones 片桐史裕 このページをアンテナに追加 RSSフィード

上越教育大学教職大学院准教授片桐史裕です。
2016年3月まで27年間新潟県の高校国語教師を勤めていました。
映画のことや,教職のことについて書いています。
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2009-11-05「閑雅な食慾」現代語解釈

[][]「閑雅な食慾」現代語解釈 「閑雅な食慾」現代語解釈 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 「閑雅な食慾」現代語解釈 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 「閑雅な食慾」現代語解釈 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

萩原朔太郎作「閑雅な食慾」を現代語で解釈する課題を出した。予想以上の世界を描いてくる作品が出てて来た。このように想像(妄想?)を膨らませる課題って楽しいなぁ。

「閑雅な食慾」 萩原朔太郎

松林の中を歩いて

あかるい氣分の珈琲店(かふえ)をみた。

遠く市街を離れたところで

だれも訪づれてくるひとさへなく

林間の かくされた 追憶の夢の中の珈琲店である。

をとめは戀戀の羞をふくんで

あけぼののやうに爽快な 別製の皿を運んでくる仕組

私はゆつたりとふほふくを取って

おむれつ ふらいの類を喰べた。

空には白い雲が浮んで

たいそう閑雅な食慾である

現代語解釈

2年男子

風邪が肌寒くなってきた秋頃、落ち葉がたくさんある松林の中を歩いていたら

笑い声が聞こえてくる明るい雰囲気の喫茶店を見つけた。

その喫茶店は街外れの山にあって

あまりにも山奥にあるため、誰も訪れてくる人はいなくて

絵本に出てくるような古い感じの喫茶店である。

私は店の中に入り、一番奥のテーブルに通されて周りを窺ってみると、おとめが恥ずかしそうに

雲一つ無い青空のような水色の珍しい皿を運んでくる。

私は前掛けをしてゆっくりとフォークを手にとって

オムレツとエビフライを食べた。

私はフォークをテーブルの上に置き、食べ終わったあとの大きく膨らんだ腹をさすりながら横にあった窓から外の景色を見ると、空には白い雲が浮かんでいた。

たいそう閑雅な食慾である。

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