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Pay it Forward , By gones 片桐史裕 このページをアンテナに追加 RSSフィード

上越教育大学教職大学院准教授片桐史裕です。
2016年3月まで27年間新潟県の高校国語教師を勤めていました。
映画のことや,教職のことについて書いています。
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2009-09-09論理ゲーム

[]論理ゲーム 論理ゲーム - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 論理ゲーム - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 論理ゲーム - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

2学期は評論文から始める。国語で「評論文」というと、どうも曖昧なジャンルだ。論理がほとんど見られないエッセイみたいな「評論文」もある。だから「論理」がきちんと書かれてあるものだけを相手にする。いわゆる「論文」として認められるようなものだ。しかし教科書に載っているのは「小論文」程度のものだが。

そこで毎時間論理ゲームをすることにした。授業の始めに毎回やっている小テスト(言語楼)に論理クイズを出すのだ。

メリーは高校生である。

ここにいるみんなは高校生ではない。

この前提から

従ってここにいるこの人は……

という言葉につながる「結論」は何か?という問題だ。答えは

従ってここにいるこの人はメリーではない。

である。

結構苦戦する生徒が多い。

「従ってここにいるこの人は高校生ではない。」

と答えるもいるし、

「従ってここにいるこの人は高校生である。」

と答える人もいた。前提に挙げているメリーが無視されている……。

こんなゲームだけではなく、日常生活でこういうことはいつも出会っていることだ。いわゆる「言葉の裏」を読むことができないのだ。言葉の裏を読むことができないから、1つ1つ聞かなければならない。または表の言葉自体を読んだり聞いたりしないから、いちいち指示を再度受けようとする。

私の国語の授業の場合、こういう前提を年度の初めに徹底する。

提出物は必ずペンで書かなければならない。

この言葉の裏が読み取れない。読み取れないから「これはペンで書くんですか?」「これは鉛筆で書いてもいいですか?」「言語楼はペンで書くんですか?」といちいち質問してくる。もちろん「間違ったらイヤだ。」という不安から出てくるんだろうけれど、論理的に訓練されていないなぁと思う。だから論理ゲームで練習する。

「提出物は必ずペンで書かなければならない。」の裏は

提出物ではないものはペンで書かなくても良い。

である。なかなか導き出せないんだよね〜。「ペンで書いてはいけない」ととっちゃう生徒が多いんです。

ima-kiyima-kiy2009/09/09 20:01野矢さん以来「論理トレーニング」系の本が多いですが、そういうところからネタを拾うんですか?
数年前、中学の授業で出口の「論理エンジン」を使ったことがありましたが、あれは論理というより文法が前面に出ていたようでした。

F-KatagiriF-Katagiri2009/09/10 08:20私が読んだのは「13歳からの論理ノート」(小野田博一 PHP)です。シンプルに書かれてあってわかりやすいです。