Hatena::Groupmanabiai

Pay it Forward , By gones 片桐史裕 このページをアンテナに追加 RSSフィード

上越教育大学教職大学院准教授片桐史裕です。
2016年3月まで27年間新潟県の高校国語教師を勤めていました。
映画のことや,教職のことについて書いています。
研究室ページ katagiri-lab

iPhone版はこちら

niagara@cocoa.ocn.ne.jp

教室『学び合い』フォーラム
第15回(2019年)《海》,《山》は
2019/8/3〜4に福岡県,
2019/11/2〜4に長野県でおこないます。→長野の会は中止になりました。
manabiainu
http://manabiai.jimdo.com

2008-05-31反応の良さ!

[]反応の良さ! 反応の良さ! - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 反応の良さ! - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 反応の良さ! - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

先日、「羅生門」に入る前に、こんなことを語った。

実は、そのクラスの担任が、他の先生に、「体育祭の選手と役員決めの時に、『オレはイヤだ』なんてことばっかり言って、全く決まらなかった。」ということをぼやいていたのを小耳に挟んだからだ。

語った後の子どもたちの活動は今までに全く予測もつかないものだった。立ち歩きが始まり、情報収集に出る者、黒板に出て書いて、みんなを納得(説得)しようとする者、まさに『学び合い』の現象が現れた授業だった。

語るというのは重要だなぁと思うと同時に、カタルシス(だじゃれ?)を覚えてしまった。語りすぎないようにしなければ。

他の学習学級活動でもあんな感じになってくれればと願う。生徒指導は教科指導でというのがよくわかる。

tsmumutsmumu2008/05/31 20:50みたかったー!!すごくみたかったー!!残念です・・・。
そして語りのすごさに感服しました。

F-KatagiriF-Katagiri2008/06/06 19:53その後の学習は「こんなものか」と思ったのですが、でも、考えてみれば、情報収集のために立ち歩きを全くしなかったクラスが、当たり前のように情報収集するようになってきました。それ自体すごいことだなぁと思います。こっちが「もっと、もっと」と思うと、現状に慣れてしまいますが、初期に比べるとかなりの高みに登っていると思えます。

2008-05-30「下流志向」を読む③すでにゲームは始まっている

[][]「下流志向」を読む③すでにゲームは始まっている 「下流志向」を読む③すでにゲームは始まっている - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 「下流志向」を読む③すでにゲームは始まっている - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 「下流志向」を読む③すでにゲームは始まっている - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

高校教師という職につき、常に悩まされてきたのが「学ばない子どもをどう学ばせるか」というものだ。これは高校だけではなく、全ての校種での悩みの種だろう。

この問題の一番の解決策は「あきらめる」というものだ。「学ばない本人が悪い」と理由をつけ、放棄(放置)する。私もその魔力に取り付かれたときもあった。また、そう考え、放棄している教師はたくさんいる。

しかし、それでは日本はよくならない。よくならないどころか、日本が滅びる方向へ行ってしまう。

じゃあ、解決策ということで、「勉強して大学に入ろう!」とか、「勉強しないと赤点取るぞ。」とか、「勉強しないと職に就けず、生活できないぞ。」とか、そういう正・負の動機づけで頑張らせようとする。でも、学びを放棄した子どもにとって、そんなのは関係ないのである。むしろ、「みんなが学ばなければ、みんなが競争から抜け出て、楽になる。」ということを体感的に知っている。

次には、おもしろおかしい授業を考える。授業に関心を持ち、授業中寝ないようになる。しかし、その時間だけである。「学び」が身についているわけではない。これでは授業が終わったり、学校を卒業したら学ばなくなる。

「学び」とは、「知らないことを知らないですませたくない」という気持ちと、それに伴う行動である。

内田樹先生は子どもが言語を習得する例を出し、

母語の学習を始めたときには、これから何を学ぶかということを知らなかった。これがたいせつなところです。(中略)

 つまり、期限的な意味での学びというのは、自分が何を学んでいるのかを知らず、それが何の価値や意味や有用性をもつものであるかも言えないというところから始まるものなのです。というよりむしろ、自分が何を学んでいるのか知らず、その価値や意味や有用性を言えないという当の事実こそが学びをどう気付けているのです。(中略)

 学びのプロセスに投じられた子どもは、すでに習い始めている。すでに学びの中に巻き込まれしまっているのでなければならないのです。

PP.63-64)

と書いている。また、原始経済(交換)活動を例にとり、

 すでに交換のゲームは始まっていて、気がついたときには贈与する義務を負うプレイヤーとしてゲームに参加しているというのが交換というゲームの基本的な構造です。これは言語の場合も、経済活動の場合も同じです。

(P138)

と書いている。

かつて言語を習得するというゲーム(「学び」)をおこなっていた子どもたちをゲームに引き戻す(「学び」に向かわせる)には、「もうゲームは始まっていて、あなたはプレイヤーの一員ですよ。」と思わせる必要があるということだ。

どうするか。『学び合い』である。ゲームに参加しているという自覚が無くても、「もう、ゲームは始まっていて、みんなはもうゲームをプレイしていますよ。と思わせることにより、学びのゲームに引き戻すことができる。というか、それしかできないような気もしてきた。

究極的には、実質クラスの誰一人ゲームに参加していなくても、教師の語りによって、「ゲームは始まっていて、みんなプレイしていますよ。」と個人に思わせることにより、『学び合い』文化を創っていくのが教師の仕事だ。

jun24kawajun24kawa2008/05/30 13:06美しいポエムのようだ・・・
内田さんも、片桐さんも

F-KatagiriF-Katagiri2008/05/31 02:52そんなにほめていただけるなんて、お恥ずかしい。何かウラがありますね。わかっています。

nokogirisounokogirisou2008/06/04 21:54最近私は「学び合い」という文化の創造に関わりたくでしかたない。ところが文化を創造するってなかなかむずかしい。自分ばっかり楽しんだり興味を持ったりしていても文化にならないしね。でも教師の語りで生徒個人に「思わせる」というのは文化創造の基本だと思う。文化は思いこみから生まれると私は考えています。

F-KatagiriF-Katagiri2008/06/06 09:00nokogirisouさん、コメントありがとうございます。
文化はまずは「信じる」ことから始まるんでしょうね。信じれば、それが習慣になり、文化になります。一方的な「一斉授業」もそれがいいとみんなが信じているから日本の文化になっちゃっている。その文化を崩すのもまた、難しいことですが、「信じる」ことから始めないといけませんね。

tsmumutsmumu2008/06/06 16:11文化はまずは「信じる」こと、ですか・・・。まだ私には実感を伴っては理解できませんが、とても大事なことなんだろう、と言う気がしています。刻み込みたいと思います。

F-KatagiriF-Katagiri2008/06/06 19:55tsumumuさん、コメントありがとうございます。結果が出ない時は笑うか信じるか、どちらかです。しかし、こちらが信じないと、子どもたちはその気になりません。疑うよりも、子どもたちの力を信じた方が幸せですよね。

2008-05-29ウソをつく

[]ウソをつく ウソをつく - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - ウソをつく - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 ウソをつく - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

夜、長男がウソをついた。昨年はよくウソをついていたが、今年はそれほどでもなかったので、久しぶりに付いた。

夕食の時私が「連絡帳は?」と聞いたら、「配り係が配らなかったからないや。」と答えた。連絡帳は親がそれを呼んで、ハンコを押さなければならないのだ。

「連絡帳に自分で連絡書いたのにどうしてないの?」「連絡書いたら集めて先生のところに出すの。」「配り係はいつ配るの?」と聞いたら、「お昼休みが終わったあと。」と答えた。

配り係が配らないで、連絡帳が集まったまま先生が放置するはずはないなぁと思いながらも、まぁ、そんなこともあるかな?なんてことでその時は受け流していた。

そうしたら後になって長男は連絡帳を持ってきた。「どうしたの?」と聞いたら「連絡帳袋じゃない別のところにあった。」と答えた。「じゃあ、なんで配り係が配らなかったなんて言ったの?ウソ言ったんだね。」と穏やかに言ったら「うん」と言って泣き出した。

「最近ウソを言わなかったけれど、またウソを付いたね。連絡帳が見つからなかったとき、どうすればよかったの?」と聞いたら、「見つからないからもう一度探してくるって言えばよかった。」と泣きながら答えた。私は「そうだね。ウソ付いちゃだめなんだよ。ウソ付くと誰にも信じてもらえなくなるんだよ。」と言った。

赤坂さんのブログの記事があったので、頭ごなしに怒るのではなく、どうすればよかったのかを考えさせてみました。赤坂さんの言いたいこととはずれているかもしれないけれど、私が怒鳴らずも泣き出したということは、本人は悪いことをしたと思っているからなのかな?

その間、次男は私に話しかけたり、兄ちゃんをかまったりと、気まずい雰囲気をちょっとでもなごませようと行動していました。なかなかいい味出しているぞ、次男!

2008-05-28「下流志向」を読む②「学び」とは?

[][]「下流志向」を読む②「学び」とは? 「下流志向」を読む②「学び」とは? - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 「下流志向」を読む②「学び」とは? - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 「下流志向」を読む②「学び」とは? - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

内田樹著「下流志向」には「学び」について、以下のような記述がある。

よく知らない分野のことについて、誰が技芸にすぐれており、だれが自分をあやまたず目的地に連れて行ってくれるのかを決定しなくてはならない。でも、初心者はその定義からして、「目的地」がどこだかよくわかっていない。自分がどこに行くのか知らない人間が自分を目的地に連れて行ってくれる人間が誰であるかを言い当てなくてはいけない。……

 でも、僕達はそういうことを平気でやっている。まだ学んでいないことについて、「このひとならちゃんと教えてくれるに違いない」という直感を得ることができるからです。

PP.150-151)

なんだか漠として空をつかむ先に「学び」というものが存在する気がします。あーだこーだ試行錯誤した後、知らぬ間に「学んでいた」というのが現実じゃないでしょうか?「思いもしないこと」が身についたり、「思いもしないこと」に気がついたりというのが「学び」にはあります。

学び合い』でもそういうことが起こります。教えていたつもりが、実は気づかされたり、誰に何を聞けば自分がわかるか何となく解っていたり……。理由は明示しないのですが、試行錯誤の後に、ちゃんと身についている。子どもの活動を限定しないことに原因がありそうですが、それ以上に、教師が目標の到達点で待っているのではなく、教師が目標を指さして、「向こうだよ」と言っているからなのかな?と思います。

szeidzsiszeidzsi2008/05/28 16:37教師が目標の到達点で待っているのではなく、教師が目標を指さして、「向こうだよ」と言っているから・・・の表現、参考になりました。

F-KatagiriF-Katagiri2008/05/28 16:51西川先生は、「自分ができないことを後進に求めていかなければ人類は発展しない。」とブログに書いていらっしゃいましたし、内田樹先生も「教師の仕事は星を指し示すだけでよい。」とインタビュー記事に書いてありました。
私のは二番煎じです。

2008-05-26授業参観

[]授業参観 授業参観 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 授業参観 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 授業参観 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

埼玉から朝6時半の新幹線でid:tsmumuさんがやって来た。私の1,2限の授業を見に来てくれた。ついでなので、SHR(朝学活)も見ていただいた。SHRでは、子どもたちの元気の良さに圧倒されていました。

1限は1年生、2限は3年生の授業だったのだが、形式はほぼ同じだった。10分読書をして、言語に関する小テストをおこない、新たな単元の「グループ。よみ」をした。1年生と3年生で比較して見られるいい機会だったかもしれない。

私は授業の下準備をほぼしていなかったので、1時間目はほぼ焦り気味だったのだが、ようやく落ち着き、id:tsmumuさんと授業中話せるようになった。

2限では1年生と3年生の違いについて語っていた。辞書の引き方の速さ、声の大きさの違い、「慣れ」の違いなんかがあげられた。

2限終了後すぐに駅に送っていった。燕三条駅から新幹線で越後湯沢駅へ。そこからほくほく線で直江津駅まで行くそうだ。強行軍だが、若いからできるんでしょうねぇ。

上教大でのできごとをブログにアップして下さいね。

tsmumutsmumu2008/05/27 00:09今日はお忙しい中ありがとうございました。子どもたちの元気の良さには本当に圧倒されました(汗)。

1時間目焦ってらしたのですか?そういう感じは全然しなかったんですが・・・。さすがです(脱帽)

 とらせていただいたビデオは後日送らせていただきます(1限はうまくとれていませんでした・・すみません)

F-KatagiriF-Katagiri2008/05/27 08:231限は校長も便乗で見学に来ていたし、3連休の初っぱなの授業で口も回らないし、目標の設定も思いつきだったし、ちょっとあわてていました。
ビデオ、お待ちしております。
お疲れ様でした。

2008-05-25過去問を配る

[]過去問を配る 過去問を配る - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 過去問を配る - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 過去問を配る - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

昨日月イチの授業研究会で、一斉テストの結果が気になって、どうしても作品の全てを追った授業をせざるを得ない。という話になったので、「テストが気になるんだったら、過去のテストを生徒に配ったら?」と提案した。

「こんな問題が出るよ。」ということを示せば、子どもたちはテスト対策をして、一斉テストの点数も上がるという一石二鳥のはずだから。

でもなんだか、受け入れてもらえなかった。「他の先生になんて言われるか……。」、「テストを作る時、同じ問題は出せないから大変になる。」ということだったが、私はあえてそれでも過去問を渡したい。

大学受験は過去問が参考書として立派に位置を占めているんだし、ある学習塾では、その高校の過去のテストを手に入れ、ストックして、成績を上げるための学習をしていると聞く。何らやましいことはないんじゃないかな?

ちょっと拒否感を感じるのは、「情報を小出しにして、授業や成績の主導権を握る」ということをテストにおいてもしたい気持ちなんじゃないかな?と思う。(過去私はそうだったから。)

でも、手の内は明かした方が、子どものためになるのだから、小手先の情報操作はやめた方がいいのかな?同じ問題出したっていいじゃないかと思うのです。だって定期テストは確認のためにおこなうんだから。

私なんてテストの前に作文問題に関しては、問題を発表しています。

kaz-horiekaz-horie2008/05/25 09:57テストが気になって気になって授業内容が「守り」になっていました。
先生の「国語授業日記」の考査の内容を読んで「そういうこともできるのか!!」と衝撃を受けました。今後の参考にさせていただきます。
学校によってテストは「選別」のためになっています。「評定は平均が『3』になるのが望ましい」とされており、「絶対評価じゃないのか!?」とツッコミを入れたくなります。

F-KatagiriF-Katagiri2008/05/25 11:07kaz-horieさん、コメントありがとうございます。どこの学校も、平均の規定がありますよね。平均の規定で、良い点数を付けようと思っても付けられないという弊害がありますが、とんでもない評価をして平均が赤点という評価を防ぐメリットもあります(そういう場合はほとんど教師が生徒を見ていない時です)。うまく運用していくしかないと思います。

私の授業の考査は共通テストではないからできるのかもしれませんが、共通テストではないうちに、いろんなことをしてみようと思っています。今後転勤したらどういう環境になるかわかりませんから。

kaz-horiekaz-horie2008/05/25 19:18片桐先生、返信ありがとうございます。
確かに、平均が赤点になるというのはとんでもないですね…。
まだ講師二年目の私にとっては規定があった方がいいのかもしれません。
メリット面をみて、うまく規定を活かせるようにしていきます。

私の勤務校も共通テストではないので、工夫の余地がありそうです。
「テストのために教科書の内容をカバーする」授業から少しずつ脱却してみようと思います。

MizuochiMizuochi2008/05/25 21:26フォーラムのテーマとしても面白い!
そう思いませんか?
身近で本質的なテーマと思います!

2008-05-23公開ゼミのネタ

[]公開ゼミのネタ 公開ゼミのネタ - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 公開ゼミのネタ - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 公開ゼミのネタ - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

本日、新潟大学に行って、使用教室の下見をしたり、当日の手順の打ち合わせをしてきました。また、水落さんとその後、新潟駅内飲食店にて公開ゼミについて詰めました。

その中で出たアイディアですが、出前授業をして、『学び合い』の要素をピックアップしようというものが出ました。出前授業と言えば三崎さんなので、さっそく水落さんがアポを取って、三崎さんに快諾していただきました。

お酒も入ったので、馬鹿話が続いたのですが、その中で「教師はどのようにして授業中に漫画を読んでいたり、携帯電話をいじっているのを見抜くか。」という話になり、それじゃあ、公開ゼミのネタにするか!ということで、公開ゼミで「教師にばれずに携帯でメールを送れるか選手権」をしてみたら?ということになりました。

教師は携帯電話をいじっている人を指摘できたら勝ち。間違った人を指摘したら負け。ということで……。

淡々と子どもの反応を見ずに授業を続けてしまう教師は絶対に見分けられないと思います。指摘できるかどうかで教師の力量が測れるのかな?

私が子どもの立場になり、携帯電話をいじったら、ばれずに最後までメールを打つことができるだろうか?

ikutosuikutosu2008/05/23 17:57これ、池田修さんが学生を相手にやってますよ。
私も生徒役で参加しました。
携帯電話の他に、ガムを食べる、柿の種(だったかな?)を食べる、手紙を回すといったことを役割分担してやることになったりしてました。

F-KatagiriF-Katagiri2008/05/23 19:19じゃあ、池田さんを講師にお招きして……。あ、ディベートの大会があるんでしたね。それじゃあ来年ぜひ。交渉せねば。

MizuochiMizuochi2008/05/24 08:47先行研究がありましたか!池田先生さすがです。。。

2008-05-22「〜しますか?」

[]「〜しますか?」 「〜しますか?」 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 「〜しますか?」 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 「〜しますか?」 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

高校生の発することばで最近きになるのが、「〜しますか?」というものだ。

「先生、このプリント、私がみんな書きますか?」

「先生、この課題、提出しますか?」

どちらも自分が主語なのであるが、なんだか違和感がある。

「先生、このプリント、私がみんな書くのですか?」

「先生、この課題、提出するのですか?」

という意味なのだろうが、「のですか?」となると、多少批判めいたニュアンス(自分はしたくない)があるから、そう変えているのだろうか?

「先生、このプリント、私がみんな書いて提出すればよいのでしょうか?」

「先生、この課題、提出してもいいですか?」

という依頼の文体にすれば、すんなり受け取れるような気がする。でも、私が「そうしたければすればいいじゃん。」と答えるから上記のような質問になっているのかな?

MizuochiMizuochi2008/05/22 16:24自分の意志や気持ちを極力表さない方向へ
言葉が移り変わってきているような気がします。
怖いな~。

tsmumutsmumu2008/05/23 00:17確かに生徒はおっしゃるような表現をよく使っています。Mizuochiさんがご指摘されるように、自己表現に対して非常に敏感な子が多い気がします。生徒をみていると、ふわふわした顔のない人たちの集団に思えるときがたまにあります。理解しがたい何かに同調しているというか・・・。

2008-05-17またまた「学び合う国語」

[]またまた「学び合う国語」 またまた「学び合う国語」 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - またまた「学び合う国語」 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 またまた「学び合う国語」 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

今日は長男のサッカースクールだった。長男の1,2年生クラスが終わってクラブハウスで帰り支度をしていたら、昨年までスクールのクラスが同じだった子のお母さんが見慣れた本を読んでいた。

なんと「学び合う国語」じゃないか。そのお母さんとはサッカーの行事でよく一緒になるので、会えば挨拶したり、「アルビの試合が……。」と話すぐらいの知り合いだったが、教師をしていたとは知らなかった。

「その本って……。」と話しかけ、「この本の名前、私なんです。」といったらめちゃめちゃびっくりしていた。だいたいお互いの名前は知らないのだから当たり前か。子どもを起点とした繋がりは「○○くんのお母さん」とか、「◎◎ちゃんのお父さん」とでしか認識しないのだから。

話を聞いてみると、西川先生の講演を聴いたことがあり、これから『学び合い』を導入したいと考えていらっしゃるそうだ。本はどこも売り切れで、ネットで注文したそうだ。

いやぁ、思いもかけないところに読者がいて、感激した。もちろん、フォーラムの宣伝をし、今度資料を渡すことにしたのは言うまでもありません。

kurochan2008kurochan20082008/05/17 19:43はなっこりーです。「学び合う国語」をネットで注文しています。とても楽しみにしています。ご指導よろしくお願い致します。

F-KatagiriF-Katagiri2008/05/18 09:12はなっこりーさん、コメントありがとうございます。
「学び合う国語」はいろんな人の実践や、いろんな人の考え方が書かれてあるので、いい本になっていると自画自賛しています。

MizuochiMizuochi2008/05/18 19:23いい仕事してますね~!

F-KatagiriF-Katagiri2008/05/19 18:33Mizuochiさん、何か不思議な力で引きつけ合うんでしょうね。なんでしょうね。呼び合うというか……。

2008-05-15『学び合い』へのアプローチ

[]『学び合い』へのアプローチ 『学び合い』へのアプローチ - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 『学び合い』へのアプローチ - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 『学び合い』へのアプローチ - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

私は採用から約15年間、様々な授業への取り組み方に触れて、いいものは吸収し、使えないものはやめていった。

実践したものの中には、文学教材をパターン化するものもあったし、経済教育もあったし、マンガを授業に取り入れていくものもあった。国語の「話し合い活動」もそうである。一教師の実践もあったし、組織だってやっているものもあった。

その中で、教職20年目の今でも確実にやり続けているのは、朝の読書と群読だ。

他のものはすべて『学び合い』に吸収されていったような気がする*1

つまり、『学び合い』という言葉がなかった頃(認識されていなかった頃)は、様々な取り組みをして、受け入れ、そぎ落とし、「本当に実になる教育」とは何か?を考えていって、残っていたものをふりかえると『学び合い』に通じるものばかりだった気がする。

しかし、今はもう『学び合い』が存在する。若い教師が目の前に『学び合い』を置いて、そこから始めると、私の過去の約15年間分があっという間に短縮されるメリットはあるが、それまで『学び合い』の要素や空気や文化にあまり気づかなかった人は、苦しむことになるんじゃないかな?と思う。初めに『学び合い』があると、成功例がたくさんある分、自分の実践とのギャップで悩むんじゃないかな?と思う。

でも、考えてみれば、私も『学び合い』を知らなかった15年間苦しみ、悩み、知った今でも悩んでいるんだから、同じことか。少なくとも初任の教師は15年間も遠回りしなくていいのだから、苦しみ、悩むときはどんどん苦しみ、悩むべきなのかも。

苦しみ、悩まず、他者のせいにしてつじつまを合わせている教師も多いのだから。

*1:朝の読書も『学び合い』に通じるところがあるが。また、群読も『学び合い』の要素が顕著に出る取り組みである。

歌2008/05/17 21:56群馬県の歌といいます。よろしくおねがいします。「朝の読書」と『学び合い』の通じるところって、どんな所なのですか? 教えていただけると、凄く嬉しいです。

F-KatagiriF-Katagiri2008/05/18 09:15歌さん、コメントありがとうございます。通じるところは次の通りです。
1)子どもを信じなければ成功しないところ
2)みんなの力で学習するというところ
3)子どもが自信で学習の成果を実感できるところ
いかがでしょう?

歌2008/05/18 16:59ありがとうございます。確かに通じる所があるのですね。勉強になりました。
朝の読書を継続的に実践したことがありませんので(勤務校では朝学習を学年統一でしようとなっているため)次の学校では実践できたらいいな~と思っています。

2008-05-12フォーラム第1回打ち合わせ

[]第1回打ち合わせ 第1回打ち合わせ - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 第1回打ち合わせ - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 第1回打ち合わせ - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

集まれる運営委員の第1回の打ち合わせを開いた。初対面の人もいるけれども、楽しく話せるのがこのフォーラム運営の特徴だ。

しかも校種の違う人との話は絶対に「ぼやき」にならず、前向きに話せる。あれほど飲んだにもかかわらず、悪酔いしない会も珍しい。

おもしろいイベントのアイディアが出ました。楽しみです。名付けて「スクールneo」。『学び合い』の場面を再現VTRにして、実況解説をしていくというものです。

2008-05-10キャリアガイダンス

[]キャリアガイダンス キャリアガイダンス - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - キャリアガイダンス - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 キャリアガイダンス - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

リクルートが発行しているキャリアガイダンスの今号に、西川先生、池田修さんや、私も登場しています。

以前進路指導係にいた時に学校に送付されていたけれど、その時に読んだ感じとは誌面内容が違っていた。こういうコンセプトの雑誌になったのですか。

高校には無料送付されているようですが、他の校種ではどうなのかな?書店で売っているものなのかな?不明ですが、ネットでは注文できるようです。

私の以前の勤務校の高田商業高校も特集で載っています。よければ御覧になってください。

2008-05-07論理を学ぶ

[]論理を学ぶ 論理を学ぶ - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 論理を学ぶ - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 論理を学ぶ - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

遠藤周作著「コルベ神父」という随筆を授業で扱っている。この単元で、「論文を書く」ということを目標としている。

遠藤周作は、「コルベ神父」という文章で●●●●ということを伝えたかった。理由は3点ある……

という書き出しでナンバリングとラベリングで4段落の文章を書かせた。

書かせてみると「論理」が繋がらない文章が多かったので、次のような課題を出した。

回覧作文形式で、ノートを回すから、他の人の論文を読んで、「この論理は、なるほど、納得できる」と思えた論理を3つ見つけ、ワークシートに「理由」と「結論」を抜き書きしなさい。ただし、『理由』と「結論』が繋がるようにまとめること。

このやり方、初めてやったが、「教師の一方的な読み方を押しつけず、論文を学ばせる。』方法として、いいんじゃないかな?と思うのだが、実際はどうか……。一筋の光が見えるような感じがするんだけれど……。

MizuochiMizuochi2008/05/08 22:27「回覧作文」といえばKatagiriさんの真骨頂!
ご期待申し上げます。

2008-05-03リンダリンダリンダ

[]リンダリンダリンダ リンダリンダリンダ - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - リンダリンダリンダ - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 リンダリンダリンダ - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

「スイングガール」とか、「ウォーターボーイズ」というノリなのかな?と思って見てみたら、全然違った。高校の文化祭の3日間のできごとを描いたのだけれど、なんだろう、なんだかわからないけれど、よかった。

ある意味「めがね」に通じるところがあったと思うのは、おかしいかな?

ザ・ブルーハーツの音楽がよいからなのかもしれないが、淡々としたストーリー展開でありながらも、ずーっと楽しめた。

ソンさんサイコー。

アルビボロ負けのため、酒をかっくらいながら見たせいかな?

リンダリンダリンダ [DVD]

リンダリンダリンダ [DVD]

2008-05-02散歩

[]散歩 散歩 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 散歩 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 散歩 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

この時期は運動部の大会がたくさんあり、自習や時間変更が頻繁にある。出張の先生の授業をもらい、1年生のクラスが2時間連続になった。

そしてこの春には1クラスに1回散歩をする。特に、1年生や、クラス替えをしたクラスでは必ずする。2時間連続になったし、外も暖かいので、1時間目の80%くらい授業をして、その後散歩に出た。

近くの本城寺まで連れ出した。「本城寺の赤門は『羅生門』に出てくる門のミニチュア版みたいなものだから、見学する。」という大義名分を伝え、ダラダラと歩いていく。

そうすると、そのクラスの人間関係や、椅子に座っていてはわからないその人の雰囲気がわかってくる。こういうときに、クラスを仕切りそうな人、孤立しそうな人も、見えてくる。

ちょっと悪ぶっている子の近くに行くと、必ず話しかけてくる。いろいろ話すとおもしろい。

近くに1時間で行って帰ってこられる散歩にちょうどいいところがあって幸せです。写真は、「あと30秒で集合時刻だぞ〜!」と言ったら走り出した生徒達。

f:id:F-Katagiri:20080502110601j:image

[]本日語ったこと 本日語ったこと - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 本日語ったこと - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 本日語ったこと - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

前の時間、どうもぐちゃぐちゃになって、精彩を欠いていた私のクラスに、授業の始めに語った。前の時間は課題が難しかったのか、なかば諦めている生徒が他のあきらめかけの生徒と「あきらめ同盟」を作り、課題に向かおうとしていなかったのだ。

いつもほとんど何をしても怒らなかったのだが、悪ふざけが過ぎるような集団もあったので、「3年生の学習態度として恥ずかしくないのか?学ぶ集団にはなっていない。こんなんじゃみんなそろって卒業が難しいぞ!」とその時は注意した。次の時間はきちんと語らないといけないと思っていた。

語った内容はここをクリック

そうしたら、全く違う学びをしていた。前の時間、課題を投げ出して喋っていた人が、課題を完成しそうな人のところに行って、相談していた。また、課題ができている人は、進んでアドバイスしに行っていた。


不思議なもんだと思うと同時に、かわいい奴らだと思ってしまった。しかし、継続させるためには、求め続けなければ。

2008-05-01「下流志向」を読む①学びの運動

[]「下流志向」を読む①学びの運動 「下流志向」を読む①学びの運動 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 「下流志向」を読む①学びの運動 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 「下流志向」を読む①学びの運動 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

「下流志向」(内田樹著・講談社)を再読しています。『学び合い』を考える上で重要な記述が以前一読したときにあった気がしたからです。

子どもが母国語を修得する過程を例にとり、以下のように記述していた。

 学びのプロセスに投じられた子どもは、すでに習い始めている。すでに学びの中に巻き込まれてしまっているのでなければならないのです。

 子どもは学習の主権的で自由な主体であるのではありません。

(中略)

 まず、学びがあり、その運動に巻き込まれているうちに、「学びの運動に巻き込まれつつあるものとしての主体」というしかたで事後的に学びの主体は成立してくる。

(P.64)

なるほどなと思いました。母国語を習得するときに「どうしてこれを学ぶ必要があるのか?」と聞く子どもはいません。気がついたら学んでいたのです。学びに「巻き込まれて」います。

学び合い』は文化であり、文化を創り出し、継承する手助けをするのが教師の仕事です。その文化ができれば、そこにいる子どもは「学びの運動に巻き込まれる」ことになります。

これこそ「本来の学び」のはずです。学びのスイッチをオンにしたり、オフにしたりということは、本来ならあり得ないことだったはずです。オフのしかたを修得させたのは、われわれ大人なんだろうなと思います。

過去の自分の授業を省みて反省しています。