Hatena::Groupmanabiai

Pay it Forward , By gones 片桐史裕 このページをアンテナに追加 RSSフィード

上越教育大学教職大学院准教授片桐史裕です。
2016年3月まで27年間新潟県の高校国語教師を務めていました。
映画のことや,教職のことについて書いています。
研究室ページ katagiri-lab

iPhone版はこちら

niagara@cocoa.ocn.ne.jp

教室『学び合い』フォーラム
第14回(2018年)は
2018/8/4〜5に静岡県総合研修所「もくせい会館」でおこないます。
manabiainu
http://manabiai.jimdo.com

2018-04-18独裁制と日本の教育

[]独裁制と日本の教育 独裁制と日本の教育 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 独裁制と日本の教育 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 独裁制と日本の教育 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

日本の教育は独裁制か?と訊かれれば,ほとんどの人はそうじゃないと答えると思う。私もそうじゃないといいたいところだ。

「スウェーデンの小学校社会科の教科書を読む: 日本の大学生は何を感じたのか」新評論

で,こんな内容が紹介されていた。(一部片桐改編)

以下の法律や規則は「モナーカディエン」という仮想独裁国家のものです。あなたが手を付けるべ規則,または法律を選んで,次のことをはっきりさせてください。

 (1)あなたのチームが選んだ法律,規則をどのように変えるのか。(具体的記述)

 (2)どうしてそれを選んだのか,その理由。

 (3)そのように変えると,人々の生活や社会がどのように変わることになるのか。

[モナーカディエンの法律と規則]

A.選挙は10年おきに実施する。

B.投票できる政党は1つしかない。

C.国は,独裁政党の党首でもある国王によって統治されている。

D.国内には監視カメラがたくさんある。

E.国内では,他人の電話を盗聴したり,他人のメールやSMSを読むことが認められている。

F.国王や独裁政党を批判した者は,重罰を受ける。

G.独裁政党の党員のみが外国を旅行する特権が得られる。

H.選挙において党員は10票,その他の者は1票の投票権がある。

I.独裁政党は,インターネット上で何が書かれているかを監視している。

J.あらゆるデモは禁止されている。

これは,スウェーデンの小学生に「独裁制」を考えさせる単元だ。

日本では,最近,教師が発信することを制限されたということをちょいちょい訊く。また,学校の中での決めごとは,議論の上されないようになって来た。学校という職場がどんどん独裁制になっているのだろうか?

これを「教室」に置きかえると,上記「法律と規則」にぴったり当てはまるところもある。「いや,こうやっているけれど,独裁制ではない」と説明できるかどうか。

大学院の共通科目の私の担当の時間では,これについて考えてみようと思う。

スウェーデンの小学校社会科の教科書を読む: 日本の大学生は何を感じたのか
スウェーデンの小学校社会科の教科書を読む: 日本の大学生は何を感じたのかヨーラン スバネリッド G¨oran Svanelid

新評論 2016-12-09
売り上げランキング : 29052


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

scorpion1104scorpion11042018/04/20 05:10ご紹介ありがとうございます。
いろんな意味で考えさせられます。

2018-04-17クソ野郎と美しき世界

[]クソ野郎と美しき世界 2018 クソ野郎と美しき世界 2018 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - クソ野郎と美しき世界 2018 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 クソ野郎と美しき世界 2018 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

4本のオムニバス映画。太田光がそのうちの1本を監督したというし,園子温も監督したというし,そして今週末までの短期間しか上映しないというので,慌てて観に行く。

上記情報しかなく観に行ったのだが,あ,これって,新しい地図のプロモ映画なのか?と気づいた。3人が1本ずつの主演となり,4本目で種明かしという感じ。今更気づくなよと自分につっこみを入れた。

SMAPは好きでも嫌いでもなかったが,各監督のタッチのせいなのか,草薙の凄みが良かった。太田光監督だ。4本のうち一番良かった。園子温監督は「冷たい熱帯魚」のような凄みを出せば,引きつけられる映画ができるのに,今回は全編コメディータッチの軽い感じでちょっとがっかりした。それでも映像の色彩はちょっと見ただけで「園子温だ!」とわかる感じ。ヒロインが誰だかわからなかったけれど,馬場ふみかだったのか。もっとエロく撮ってくれた方が良かったのに。

各監督が全然違うタッチで作るから,映画作りは監督で映像の感じが高も違うのかと驚いた。それを見比べるだけでも観る価値はある。色彩があふれ出てくる園子温と,全て霞がかかったような,落ち着いた綺麗な映像の太田光。あれって,技術的にどうやっているんだろう?エフェクトをかけているのか,照明なのか,編集なのか。面白かった。

「新しい地図」に誰が映ったのか全くわからなかったから,4本目に出てきたのが中井なのか?と思っていたが,新しい地図は3人だけだったのか。そこら辺私は疎いなぁ。芸能ニュースはTBSラジオジャンクの月,火からしかないからなぁ。

f:id:F-Katagiri:20180418103923j:image

2018-04-06人はなぜ学歴にこだわるのか。

[]人はなぜ学歴にこだわるのか。 小田嶋隆 2005 人はなぜ学歴にこだわるのか。 小田嶋隆 2005 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 人はなぜ学歴にこだわるのか。 小田嶋隆 2005 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 人はなぜ学歴にこだわるのか。 小田嶋隆 2005 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

名著でありながら,絶版なのか,Amazonでも古書しか売っていない。

学歴を詐称すると,異常なバッシングを受ける。大学に裏口入学(「まがい」でも)したっとバレると,その人の格が暴落する。なぜか?

上流階級の人と庶民出身の人が恋愛に落ちて,結婚して,庶民が上流階級に仲間入りしても,学歴詐称ほどバッシングを受けない。むしろ,サクセスストーリーとして語られる場合がある。(「成り上がり」として揶揄されることもある。)

ところが,あり得ないかもしれないけれど,本当は正規に入学してはいないのだけれど,モグリで授業を受け続け,高い知性と能力をその大学で身につけ,卒業証書はもらっていないけれど,「○○大学卒だ」と言って卒業後実績を上げていたとしても,それが学歴詐称だとバレた場合は,バッシングを受ける。これって何だろう?

日本の場合,身分制度が形式上無くなり,新たな身分制度として「学歴」というものが生まれ,それにみんながこだわるから,詐称は大問題になるのだろう。詐称しなくても,「あの人は○○校出身だ」と常に意識されてしまう。それは日本国民ほぼ全員が学校に通うというシステムになっているからであり,学校を中心とし,学校を囲む社会が学歴にあまりにもこだわる文化が出来上がってしまっているからだ。

国民のほとんどが学校に行かなかった時代にはそんな文化はなかったはずだ。

さて,教師としてはどういう立ち位置でいるべきなのか,非常に難しい問題だ。この「学歴」というのは。子どもたちに「気にするな」と言うのか,「気にしろ」と言うのか。そう考えている私も大学院修了という学歴を持っているところに,学歴を語る難しさはあると,最後に小田島さんは指摘していた。

人はなぜ学歴にこだわるのか。 (知恵の森文庫)
人はなぜ学歴にこだわるのか。 (知恵の森文庫)小田嶋 隆

光文社 2005-04
売り上げランキング : 294146


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

2018-04-01新年度

[]新年度 新年度 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 新年度 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 新年度 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

新年度になっていつも思い出すのが,2011年に転勤したときのこと。

リンクはその時の記事

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/F-Katagiri/20110409

大震災が起こって,石原元都知事が「花見禁止令」を都内に出し,それに反発した人たちが都庁の真下の新宿中央公園で花見を開催したのだ。私の敬愛する町山智浩もみんなに呼びかけ,たくさんの人が集まった。私は新たな環境への不安のままネット中継を見て,勇気づけられたな。

今から考えると石原元都知事が「花見禁止令」を出すこと自体おかしいのだが,おかしいことを「おかしい!」といえない空気感って,それはいつの時代にもある。そしてそれに対して「おかしい!」と言える見方・考え方・行動力を持っていたい。

新たな環境になって,いろいろびびるけれど,何やっても文句を言われるなら,やりたいことをやって文句を言われた方がいいということを毎年心に刻む。

2018-03-31年度末

[]年度末 年度末 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 年度末 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 年度末 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

年度末がとても苦手だ。1年で最も日常でなくなる時期だからだ。

私は変化を避けるために,家を買い,引っ越しをしなくてもいいようにし,もう転勤を避けるために転職したようなものなのだ。それほど非日常的な時期が苦手だ。

旅を住みかとしていた松尾芭蕉になんかなれなさそうだ。

いつも見ているテレビ番組が無くなる。年4回の番組改編期も嫌いだが,年度末が最も変わる。「さんまの向上委員会」が今日は無い……。

長年見ていた番組は最終回を迎え,最終回を迎えなくても担当者が変わる。

ラジオ番組はあんまり変わらないから安心できるのだが,私が聞いている番組で年度末だけお休みになる番組がたまにある。それが苦手だ。ルーティーンが乱れてしまう。そんな中で,山下達郎さんの番組と,伊集院光さんの番組は,聴取率週間でもほぼ変化無しで番組を作るから,安心して聞いていられる。

日本の年度と関係無しにやっているJリーグは,今の時期,日常を保てる数少ない楽しみだ。

年度末(年始も)花粉が飛んで,体調が崩れる。薬を飲むほどではないのだが,鼻水が出て,くしゃみが出て,眠くなってやる気が無くなる。だから苦手だ。

そして最も苦手なのは周りの人が去って行くこと。学校に勤める限り,これは避けては通れないことだし,これがあるから学校が活性化するのだが,それでも取り残された感じがする。これが苦手だ。

などと言っても,2年前は自分が去って行く立場だったが,そんなことはすっかり無かったように,やっぱり去られるのは苦手だ。去って行ったみんなは,新たな土地でワクワクしながら生きているんだろうなと,ぽつんと思ってしまう。

なんていう年度末も今日で終わりでせいせいしている。明日からは新年度で,新たな出会いが楽しみだ。新たな番組も楽しみだ。赤江珠緒さんが戻ってくる。ライムスター宇多丸さんの帯番組も楽しみだし,「メジャーセカンド」もワクワクする。

花粉は飛び続けているけれど。

2018-03-29「けど」

[]「けど」 「けど」 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 「けど」 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 「けど」 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

テレビドラマを見ていて,戦前戦後が舞台であるにもかかわらず,「けど」という接続詞の多用に驚く。

「けれど」という語がつづまった語のような気がするが,最近から使われたものと思う。ドラマでの使用で気になったのは最近からだ。周りの若い人たちはよく使っている。

少なくとも,私は使っていないということは,私の語彙が定まる時期には社会では多用されていないという推測の元,このドラマの舞台の戦前戦後期にはほぼ使われていないんじゃないかな?

けど,NHKのドラマで,歴史考証はしっかりしているはずだから,使っていたのかなぁ?

2018-03-27リメンバー・ミー

[]リメンバー・ミー リメンバー・ミー - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - リメンバー・ミー - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 リメンバー・ミー - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

上越に宿題終了合宿をしにきた次男と観に行った。

「人間は2回死ぬ。1度目は肉体の死,2度目は現世に生きている人から忘れられてしまったときだ。」というのは,ずいぶん昔に丸山浩路さんの話で聞いた気がする。

その考えをストーリー化したものだった。舞台はメキシコで,メキシコの「死者の日」というのは日本でいえばお盆のようなものだった。「死者の日」はみんなが死人の姿になって死者を迎えるというお祭りなんだけれど,「007 スペクター」のオープニングで初めて見て,不気味な祭だなと思っていたが,そういうわけでもなかったのか。

日本では当たり前に根付いている文化だが,どうやらキリスト教圏では,死者は死者で,お墓は建てるが,日本のように魂が帰ってくるという考えはないようだ。だから,このメキシコの文化を描いた映画が,アメリカで受けるかどうか不確定だったのだが,大ヒットをしたというのだ。今まではハリウッドの常識で映画を作って,金を出すかどうかを決めていたが,そんなのはあてにならなくなったとわかったと,町山智浩は伝えていた。

自分の夢か,家族かという二者択一で,日本も含めて,最近は「自分の夢を追うのが格好いい」という雰囲気があったが,なんとなくそうでなくなってきているということを現している。NHK朝ドラ「ひよっこ」でも,「家族を不幸にする人は,軽蔑します。」とみねこは言っていた。あれは40年前の言葉ではなく,現代に生きている言葉だ。

ラストシーンはベタ中のベタだが,だからこそ涙腺が崩壊してしまう。それを待っていたかのごとく泣けてしまった。

小学校低学年の子連れで観に来ている家族が多かったが,次男が「子どもたちは,あのないようわかるのかな?」と言っていたが,「今わからなくても,そのうちわかるんだよ。」と返答した。いや,もしかしたら同時上映の「アナと雪の女王/家族の思い出」目当てだったのかもしれない。あ,またピエール瀧がここに出ていた。

そうか。家族がテーマだったから,この2本が同時上映なのか。

f:id:F-Katagiri:20180329085257j:image

2018-03-25シェーン

[]シェーン 1953 シェーン 1953 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - シェーン 1953 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 シェーン 1953 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

AmazonVideoPrime視聴

「シェーン」といえば,映画の古典中の古典である小さい頃,どんな映画化もわからないが,いろんなCMでパロディー化され,ラストシーンのフレーズは,うちら世代の人なら,誰でも知っていた。

誰でも知っていたが,どんなストーリーか全くわからないものだった。

町山智浩さんが,「これは銃規制推進映画だ」と言っていたのをつい最近聞いたので,見てみた。西部劇だから,銃アクションをドンパチするものかと思ったら,全くそんなことはない。主人公が銃を抜くのは,世話になった家族の子どもに銃の撃ち方を教えるときと,最後の決闘の時だけだ。西部劇にしては銃アクションはほぼない。

流れ者の主人公,かつて銃で人を殺したと思われるが,自分のことを「もう必要無い人間」と言っている。そして,超有名なラストシーンでは,自分はもうここにはいられないということで,その街から去って行く。しかも,手負いの主人公は,その後もしかしたら,死んだのかもしれない。まるで銃社会はもういらないといっているようだ。

今,アメリカでは高校生が中心となって,銃規制を進めるデモをおこなっている。全米ライフル協会の票を当てにしないと大統領になれないアメリカ社会が変わっていけば,「シェーン」の理念が実現されるのだと思う。

ということで,「シェーン」は,予想外の映画だった。

bunbun-hbunbun-h2018/03/29 20:48ちょい上のうちらの世代だから映画のストーリーもおぼろな記憶として残ってるんだろうなあと思いながら、懐かしく読みました(逆に私はCMの方は記憶にありません)。
映画は1、2回ほど「さよなら、さよなら」か「いやー映画って本当にいいもんですね」のどっちかのTV番組で観ました。(←これまた古い話)

F-KatagiriF-Katagiri2018/03/30 05:44そういえば,水曜とか,金曜ロードショーで何度も放映されていたかもしれません。それを見たことあったかな?記憶もおぼろげです。

2018-03-15鈴木先生

[]鈴木先生 鈴木先生 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 鈴木先生 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 鈴木先生 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

AmazonPrimeVideoで視聴完了。2011年テレビ東京系のドラマで,当時,ちらっと見たような気もするが,ほとんど記憶はなかった。2013映画もあったが,観たような,観ていなかったような。

長谷川博己が担任の中学2年生のあるクラスが舞台だ。学園ものとなると,観ていて初めは「あるある。」と思えてくるが,ドラマが進んで行くとどんどん現実とかけ離れ,そこまではあり得ないだろうという設定(だいたいが安易な設定)となり,見るのをやめてしまうドラマが多い。

このドラマのリアルなところは,教師や生徒たちの「ぎりぎりのライン」がうまく描かれていたところ。「もうちょっとテンパると一線を越えてしまう。」という箇所がところどころにある。一線を越えてしまった人も描かれている。そんな学校にいる人たちの危うさの描き方がうまかったなぁ。

もちろん,「そこは安易に針が振れすぎでしょう。」という表現もあるけれど,最近めきっきり見せなくなった長谷川博己の「いっちゃっている感じ」の演技があるから,それにかき消されてしまう。

土屋太鳳演じる小川という生徒に長谷川博己が頼ってしまったり,小川も頼られる生徒を演じていることを打ち明けたり,性教育に対する教師や生徒の考え方の行き違いなど,学校社会では隠されている部分をあぶり出している感じがうまかった。

途中で転勤してきた体育の先生と小川の不思議な関係が言及されなかったのは心残り。

土屋太鳳が出演していたのは知っていたが,松岡茉優も出ていたのかと,発見できた。

f:id:F-Katagiri:20180316105447j:image

2018-03-09万年筆

[]万年筆 万年筆 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 万年筆 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 万年筆 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

f:id:F-Katagiri:20180310083524j:image:w260:left

約17年前に免税店で買ったモンブランの万年筆を持っている。ほぼ毎日ちょっとずつ使っていたのだが,先日急にインクが出なくなってきた。

サンデーソングブックへのハガキも,年賀状のちょとした挨拶も,この万年筆で書いている。万年筆が使えなくなるだけで,ハガキを書く気がなくなってしまう。インクジェット用ハガキとこの万年筆のインクの相性はバッチリなのだ。

自分で修理をしようと思い,1日水につけて詰まったインクを取り除こうとしたが,うまく行かない。

高田の文具店に行って,修理をお願いしようと話したら,見積もりだけで7,000円かかるという。そしてプラス修理代だそうだ。何でそんなにかかるの?本社工場に送るからかな?

新潟市に万年筆修理をやっている店がある。全国各地から万年筆が送られてくるというのだ。文具店というよりも,煙草屋である。そう広く店内にたくさん並べてあるのは万年筆よりもパイプの方が多い。

煙草の匂いは嫌いだが,パイプタバコの匂いはそれほどでもない。

万年筆を預けて,10日くらいで連絡が来た。ペン先のメンテナンスもしてくれて,修理代は5,400円だった。見積もり7,000円に比べたら,段違いだ。

普段当たり前のように便利に使っているものが不調になると,急に不便に感じてくる。それは文具でもMacでも自動車でも同じだ。

便利なんだか不便なんだかわからなくなるが,不調になるから普通の便利さを実感できる。良いことだ。本当は不調にならないのが一番いいんだけれど。